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Bell & Ross · Instruments · 2019

BR 05 Stainless Steel / Blue / Bracelet

2019年、Bell & Rossが初めて一体型ブレスレットで仕立てたBR 05。その基準点を成す青文字盤スティール

BR05A-BLU-ST/SSTは、2019年に発表されたBell & Ross BR 05の青文字盤・スティール仕様である。BR 05は、同社が初めて手がけた一体型ブレスレットのスポーツウォッチであり、「四角の中の円」という計器時計の意匠を、角を丸めた都市的なケースへと展開したコレクションである。40mmのラウンデッド・スクエアケースに、サンレイ仕上げの青文字盤を組み合わせる。ムーブメントはBR-CAL.321、100m防水。発表時のスティール3色の一角を成し、道具的な来歴と日常的な装いを両立させた一本である。

Ref. BR05A-BLU-ST/SST
発表年 2019
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション Instruments
カテゴリ ラグジュアリースポーツ
キャリバー BR-CAL.321
ケース径 40 mm
防水 100 m
関連人物 ブルーノ・ベラミッシュ
デイト
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.06.14
このモデルを比較する
Case · ケース
素材 Stainless Steel
形状 Square
径 40 mm
厚さ 10.4 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
防水 100 m
Movement · ムーブメント
キャリバー BR-CAL.321
タイプ Automatic
振動数 28,800 bph
石数 25 石
パワーリザーブ 42 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Blue
インデックス Mixed
針 Baton
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

1. 都市へ向かうBell & Ross

Bell & Rossは1992年、Bruno BelamichとCarlos Rosilloによって設立された。2005年のBR 01以降、航空計器を思わせる「四角の中の円」を軸に、道具としての時計を作り続けてきた。BR 01やBR 03は、その明快な設計思想によってブランドの顔となった。

一方で、軍用・道具的な性格は、より広い層へ届くうえでの制約でもあった。2010年代後半、ジェラルド・ジェンタの流れを汲む一体型ブレスレットのスポーツウォッチが市場で再び支持を集めると、Bell & Rossもこの領域への参入を選んだ。2019年に発表されたBR 05は、その回答である。

2. 三つの文字盤、その一つとして

BR 05は、ブランドの記号を保ちながら、角を丸め、ブレスレットをケースと一体化させることで、より都会的な装いへと置き換えた。発表時のスティールモデルは、ブラック、グレー、ブルーの3つのサンレイ文字盤で構成された。本Ref、BR05A-BLU-ST/SSTは、その青文字盤仕様である。

3色のなかで青は、視認性を保ちつつ華やぎを添える選択である。サンレイの放射が光の角度で濃淡を変え、フォーマルにもカジュアルにも馴染む。同時に発表された500本限定のスケルトンや18Kローズゴールドが性格を際立たせる存在だったのに対し、青文字盤スティールは日常の基準点として位置づけられる。

3. ジェンタ派のなかでの立ち位置

BR 05は、しばしばロイヤルオークやノーチラスと同じ系譜で語られる。四角いケース、ビス留めのベゼル、ケース一体のブレスレットといった要素は、確かに1970年代に確立された語彙を共有する。

しかしBR 05の出自は、それらとは異なる。「四角の中の円」という構図はBR 01から受け継いだものであり、リューズを守るクラウンガードや、12・6・9時のアラビア数字も、計器時計としてのBell & Rossの記憶に根ざす。青文字盤のこの個体は、ブランドの道具的な来歴と、都市的な現在とを橋渡しする一本である。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

BR 05のケースは、Bell & Rossの代名詞である「四角の中の円」を踏襲しつつ、角を丸めた40mmのラウンデッド・スクエアである。ベゼル四隅には同社の象徴であるビスが配され、その内側に円形の文字盤開口が収まる。BR 01やBR 03の直線的なケースと比べ、エッジは穏やかに処理され、サテンとポリッシュの面が交互に切り替わる。リューズの両脇にはクラウンガードが設けられ、これは同種の一体型ブレスレットのスポーツウォッチには珍しい、Bell & Ross固有の意匠である。

この個体を特徴づけるのは、青のサンレイ文字盤である。中心から放射状に伸びるブラッシュ仕上げが、光を受けて表情を変える。ロジウムプレートのアプライドインデックスと針が用いられ、12・6・9時の位置にはBell & Ross伝統のアラビア数字が配される。3時位置に日付窓を持つ。針とインデックスにはスーパールミノヴァが充填され、夜間の視認性を確保する。

ブレスレットはケースと一体で設計され、最初のコマがケースの一部を成す。1970年代の一体型ブレスレットの意匠を参照した構造である。サテンのリンクが中央のポリッシュリンクを挟み、3つ折れのフォールディングクラスプ(プッシュボタン式)で留める。サファイアのシースルーバックからは、サンドブラスト仕上げの肉抜きローターを備えたBR-CAL.321が見える。ラグ間は47mmに収まり、40mmの角型ながら装着感は穏やかである。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

BR 05は2019年に発表された。Bell & Rossが初めて一体型ブレスレットのスポーツウォッチ市場に投入したコレクションであり、その出発点を成す3本のスティールモデルのうちの1本が、この青文字盤仕様である。発表時のスティール・ラインアップは、ブラック、グレー、ブルーのサンレイ文字盤で構成された。いずれもBR-CAL.321を搭載し、ケース径は40mmで共通する。同時に、500本限定のスケルトン(BR-CAL.322搭載)と、18Kローズゴールドの上位モデルも発表されている。

各文字盤色には、スティールブレスレット仕様(末尾SST)とラバーストラップ仕様(末尾SRB)が用意された。本Ref、BR05A-BLU-ST/SSTは、青文字盤・スティールケースにスティールブレスレットを組み合わせた構成を指す。ラバー仕様はBR05A-BLU-ST/SRBとして区別される。

その後、BR 05コレクションはクロノグラフやGMTなど41mmの派生へと拡張されたが、本Refの40mm時刻・日付仕様は基幹モデルとして継続している。2025年には日付を持たない36mm版が加わったが、これは別系統である。本稿執筆時点で、青文字盤スティールの40mmは現行カタログに残る。


Sources

出典

本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。

  1. 01 専門メディア Bell & Ross Caliber BR-CAL.321-1 Watch Movement 専門メディア · Caliber Corner · 2026.08.15 閲覧 Caliber Corner · 2026.08.15
  2. 02 専門メディア Bell & Ross caliber BR-CAL.321 専門メディア · WatchBase · 2026.08.15 閲覧 WatchBase · 2026.08.15
02 — Price history

価格推移

2019 · WatchLedger market index
2019-09-05 · EUR 4,500€4,200€4,400€4,600€4,8002019-092019-09

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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