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Tudor · Black Bay 58 · 2020

Black Bay Fifty-Eight Stainless Steel / Navy Blue / Soft Touch

ネイビーブルーで生まれ変わったBB58に、青のソフトタッチストラップを合わせた2020年発表の仕様

79030B-0002は、2020年7月にオンライン発表されたブラックベイ 58“ネイビーブルー”のうち、ブルーの「ソフトタッチ」ストラップを備える仕様である。39mmスチールケースと自社製Cal.MT5402は初代79030Nから受け継ぎつつ、ダイヤルとベゼルをネイビーブルーに改め、金色のアクセントをシルバーに置き換えた。配色は1969年の青文字盤サブマリーナーと、それを採用した仏海軍の歴史に由来する。ブレスレット仕様(-0001)と並ぶ、軽快な装着感を狙った選択肢だ。

Ref. 79030B-0002
発表年 2020
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション Black Bay 58
カテゴリ ダイバーズ
キャリバー MT5402
ケース径 39 mm
防水 200 m
関連人物 ハンス・ウィルスドルフ
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.06.11
Case · ケース
素材 Stainless Steel
形状 Round
39 mm
厚さ 11.9 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Closed
防水 200 m
Movement · ムーブメント
キャリバー MT5402
タイプ Automatic
振動数 28,800 bph
石数 27 石
パワーリザーブ 70 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Blue
インデックス Stick / Dot
Proprietary
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

バーゼルワールドなき年の単独発表

2020年、新型コロナウイルスの影響でバーゼルワールドは中止となり、時計業界は新作発表の場を失った。チューダーがこの年唯一の新作として7月1日にオンラインで発表したのが、ブラックベイ 58“ネイビーブルー”である。2018年に登場した初代ブラックベイ 58(79030N)は、39mmという縮小されたケースサイズで愛好家の支持を集め、長期の入荷待ちが常態化するほどの成功を収めていた。その待望の第2色として、ネイビーブルーは発表当日から大きな反響を呼んだ。

79030Nから何を変えたか

ケース、ムーブメント、基本構成は79030Nと共通である。変わったのは色彩の文法だ。ダイヤルとベゼルをネイビーブルーに統一し、初代の特徴だった金色(ギルト)のアクセントをシルバーに、クリーム色の擬似パティーナ夜光を白のスーパールミノバに置き換えた。ヴィンテージの再現から一歩離れ、現代的で硬質な印象へと振った構成である。この青には根拠がある。チューダーは1969年に青文字盤のサブマリーナーを導入し、1970年代には仏海軍(マリーンナショナル)の戦闘ダイバーに採用された。ネイビーブルーはその系譜への参照として位置づけられている。

-0002という選択肢の意味

79030Bは発表時から3仕様が用意された。リベット付きスチールブレスレットの-0001、ブルーの「ソフトタッチ」ストラップの-0002、ジャカード織ファブリックストラップの-0003である。-0002のソフトタッチは起毛調の表面を持つ合成素材ストラップで、ブレスレットより軽く、ファブリックより落ち着いた表情を持つ中間的な選択肢にあたる。発表時の定価もストラップ仕様はブレスレット仕様より抑えられており、装着感と価格の両面で異なる入口を用意する、チューダーらしいストラップ戦略の一翼を担う。

派生と後続

同じ2020年には、エールフランス従業員向けの限定版79030B-00AFが100本製作されたと伝わる。シリーズはその後、925シルバーや18Kゴールド、GMTへと拡大し、2025年には新世代ブレスレットを備えたバーガンディ仕様が加わったが、79030Bは現在もカタログに残り、ネイビーブルーという第2の定番を守り続けている。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

このRefを特徴づけるのは、まずストラップである。公式に「ソフトタッチ」と呼ばれるブルーの合成素材ストラップは、スエードを思わせる起毛調の表面を持ち、レザーともラバーとも異なる質感を示す。留め具はセーフティキャッチ付きのスチール製フォールディングバックルで、ラグ幅は20mm。ブレスレット仕様(-0001)に比べて手首への当たりが柔らかく、39mmケースの軽快さを引き立てる組み合わせとなっている。

ヘッド部分は79030Bの3仕様で共通である。ドーム型のマットなネイビーブルーダイヤルは粒状の質感を持つとされ、3・6・9時の長方形インデックスと丸型インデックスはシルバーの縁取りに白のスーパールミノバを収める。スノーフレーク針もシルバー仕上げで、初代79030Nのギルト(金色)アクセントとクリーム色夜光に対し、青と銀白のコントラストで視認性を組み立て直した点がこのRefの設計上の核心といえる。ベゼルはマットブルーの陽極酸化アルミニウムディスクにシルバーの目盛りを刷る。

ケースは直径39mm、厚さ11.9mmで、ポリッシュとサテンを切り分けた仕上げ、リューズガードのない大型リューズというブラックベイ 58共通の文法を踏襲する。搭載されるCal.MT5402はシリコン製ヒゲゼンマイとフリースプラング テンプを備える自社製自動巻きで、毎時28,800振動 (4Hz)、約70時間のパワーリザーブを持ち、COSC認定を受ける。小径ケースに合わせて設計された直径26mmのムーブメントであり、39mmケースの薄さと釣り合いを支えている。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

79030B-0002は2020年7月1日、バーゼルワールド中止を受けたオンライン形式で発表され、同日から正規販売店で販売が開始された。発表時点でスチールブレスレットの-0001、ソフトタッチストラップの本機-0002、ファブリックストラップの-0003という3仕様が同時に用意されている。発表に先立ち実機が世界の正規店へ事前配布されており、一部で公開前に画像が流出したと伝わるが、それでも発表後の需要は高く、初代79030N同様に品薄状態が長く続いたとされる。

同じ2020年には、エールフランスの従業員向けに100本限定の79030B-00AFが製作されたと伝わる。一般流通する79030B自体については、発表以降、ダイヤルやベゼル、ストラップ構成に関わる大きな仕様変更は公表されていない。

シリーズ側では2021年に925シルバーの79010SGと18Kゴールドの79018Vが、2024年にはブラックベイ 58 GMTが加わり、2025年には5連ブレスレットとT-fitクラスプを備えた新世代のバーガンディ仕様が登場した。こうした拡張を経てもネイビーブルーの79030Bは継続生産されており、2026年現在もチューダー公式サイトに-0002を含む現行モデルとして掲載されている。発表から約6年、ブラックベイ 58の第2の基準色としての地位は変わっていない。

02 — Price history

価格推移

2020–2024 · WatchLedger market index
2020-03-20 · EUR 3,1802020-07-01 · EUR 3,1802022-01-06 · EUR 3,2902023-01-01 · EUR 3,6002023-09-01 · EUR 3,6702024-01-01 · EUR 3,740€3,180€3,320€3,460€3,600€3,7402020-032024-01

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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