max billの隣に、もう一つの現代性を
ユングハンスとバウハウスの結び付きは、1950年代にマックス・ビルが手がけた時計に始まる。その遺産は現在もmax billコレクションとして生き続けている。だがシュタイム家が経営を担うようになってから、ブランドは過去の再発行にとどまらない解釈を模索していた。max billが歴史的な原型への忠実さを重んじるのに対し、より若い世代の日常に向けた選択肢が必要だと考えられた。FORMはその要請から生まれている。名称の「FORM」は、古典的な時計の「形(フォルム)」と、機能主義の標語「形態は機能に従う」の双方を含意するものと解せる。