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Glashütte Original · Lady Serenade · 2025

Lady Serenade Luna Stainless Steel / Blue

2024年、専用開発のCal.35-14と共に生まれたセレナーデ・ルナの青文字盤スティール仕様

1-35-14-03-02-04は、グラスヒュッテ・オリジナルが2024年3月に立ち上げた女性用ライン「セレナーデ・ルナ」のスティールモデルである。径32.5mm・厚さ8.9mmのケースに、サンレイ仕上げの「ラディアントブルー」文字盤と6時位置の大型ムーンフェイズを組み合わせる。Cal.35-14は本ラインのために新開発された厚さ3.8mmの自動巻で、シリコン製ひげゼンマイと60時間のパワーリザーブを持つ。発表時4種の文字盤で唯一の青であり、ダイヤモンドベゼルを持たない本機はラインの基準点といえる。ブルーのアリゲーターストラップ仕様で、ブレスレット仕様は1-35-14-03-02-14。

Ref. 1-35-14-03-02-04
発表年 2025
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション Lady Serenade
カテゴリ ドレス
キャリバー 35-14
ケース径 32.5 mm
防水 30 m
ムーンフェイズ
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.06.12
このモデルを比較する
Case · ケース
素材 Stainless Steel
形状 Round
径 32.5 mm
厚さ 8.9 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
防水 30 m
Movement · ムーブメント
キャリバー 35-14
タイプ Automatic
振動数 28,800 bph
石数 32 石
パワーリザーブ 60 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Blue
インデックス Gem-Set Indexes
針 Feuille
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

専用機械を初めて与えられた女性用ライン

グラスヒュッテ・オリジナルの女性用機械式コレクションは、長らく2つの系統で構成されてきた。36mmケースのレディ・セレナーデと、男性用パノマティックルナーを39.4mmへ縮小したパノマティック・ルナである。前者は当初から女性用として設計されたが機構は時刻と日付にとどまり、後者はムーンフェイズを持つものの設計の出自は男性用だった。女性のためにゼロから設計され、かつ専用の複雑機構ムーブメントを持つラインは、同社のカタログに存在しなかったのである。

セレナーデ・ルナはこの空白を埋める存在として、2024年3月8日、国際女性デーに合わせて発表された。径32.5mm・厚さ8.9mmの小型ケースに新開発の自動巻Cal.35-14を収め、6時位置に大型のムーンフェイズを置く。発表時のラインアップは文字盤4種・計7リファレンスで構成され、1-35-14-03-02-04はそのうちスティールケースに「ラディアントブルー」文字盤を組み合わせた、ブルーのアリゲーターストラップ仕様にあたる。

ローンチ4部作における「青」の役割

発表時の4種のうち2種は白いマザーオブパール文字盤(うち1種はダイヤモンドベゼル付き)、もう1種はレッドゴールドケースにゴールデングリーン文字盤を合わせた最上位仕様だった。本機が纏うのは、4種で唯一のブルー・サンレイ文字盤である。マザーオブパールの柔らかな虹色光沢に対し、サンレイ仕上げの青は光の角度で表情を変える直線的な輝きを持ち、4部作のなかで最も端正な性格を与えられた。

ベゼルにダイヤモンドを持たない点も、本機の位置づけを物語る。宝飾をインデックスの20石にとどめた構成は、ジュエリーウォッチではなく機械式時計としてのセレナーデ・ルナを前面に出すものであり、結果として本機はラインの導入点、いわば基準機の役割を担う。ストラップ仕様の本機に対し、同一文字盤のブレスレット仕様1-35-14-03-02-14が当初から併売されている。

Cal.35-14という核心

このラインの主役は、文字盤側と同じだけ裏側にもある。Cal.35-14はセレナーデ・ルナのために新規開発された自動巻で、厚さはわずか3.8mm。ムーンフェイズの円盤を文字盤下のほぼ全面に広げる独自の構成を、この薄さの中に収めた。月齢表示は理論上122年に1日のずれとされる高精度仕様で、小径機ながらシリコン製ひげゼンマイと60時間のパワーリザーブを備える。女性用ラインに専用設計のマニュファクチュールキャリバーを投入したこと自体が、2020年代半ばに再評価の進む小径機械式時計市場への、同社の明確な回答だった。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

文字盤は自社ダイヤル工房で仕上げられる「ラディアントブルー」。放射状のサンレイ仕上げが施され、夜空を思わせる深い青が光の角度で濃淡を変える。インデックスはホワイトゴールド製アプリケで、合計20石・約0.052ctのブリリアントカットダイヤモンド(TW vvs)がセットされる。時分針は古典的なリーフ型。ブルースチールの秒針は、カウンターウェイトに無限大記号を象った姉妹ライン、レディ・セレナーデ由来の意匠を受け継ぐ。

6時位置のムーンフェイズは本機の設計上の核心である。一般的な扇形窓ではなく円形の開口部を採用し、ホワイトゴールド製のフレームで縁取る。月と夜空を描く円盤は、文字盤下でムーブメントのほぼ全面を覆う大型のフラットディスクだ。白いマザーオブパール層の裏側に青いラッカーで円形の夜空を描き、表から銀色の星を刷るという多層構成を持つ。月そのものもマザーオブパール製で、開口部との重なりによって月相が形づくられる。

ケースは径32.5mm・厚さ8.9mmのポリッシュ仕上げステンレススティール。防水は3bar(約30m)にとどまり、想定されるのは日常生活の範囲である。リューズの頭頂にはムーンストーンのカボションが据えられ、レッドゴールド仕様のローズカットダイヤモンドと使い分けられる。

シースルーバックから見えるCal.35-14は、ストライプ仕上げのグラスヒュッテ3/4プレートと、片持ちのコックではなく両端を固定するテンプ受けを持つ。テンワは4本のゴールド製調整ネジを備えたスクリューバランスで、ローターはブランド初の無垢ゴールド製。シェル模様の装飾、ローター軌道のペルラージュ、青焼きネジが、小径機ながら密度の高い背面を作る。ストラップはラグ幅16mmのブルー・ルイジアナアリゲーターで、工具なしで交換できるクイックチェンジ機構を備える。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

セレナーデ・ルナは2024年3月8日、国際女性デーに合わせて発表された。ローンチ時の構成は文字盤4種・計7リファレンスで、本機1-35-14-03-02-04はブルー文字盤のスティールケースにアリゲーターストラップを組み合わせた仕様として、この初期ラインアップに含まれる。同一文字盤のステンレススティールブレスレット仕様1-35-14-03-02-14も同時に設定された。発表とほぼ同時期に正規販売網での取り扱いが始まり、純正ストラップを別途購入して交換できる体制も当初から整えられている。

2025年5月にはレッドゴールドケースの2モデル(白マザーオブパールの1-35-14-01-15-04、ブルーの1-35-14-06-15-04)と、スティール×レッドゴールドのコンビ2モデル(1-35-14-01-16、1-35-14-01-06)の計4本が追加され、ラインは素材面で上位へ拡張された。さらに2026年3月には、淡いブルーのマザーオブパール文字盤を持つ「スカイラインブルー」がスティールケースで加わり、文字盤のバリエーションは発表時から着実に広がっている。

一方で本機自体については、発表以降に文字盤や機構の仕様変更は確認されていない。2026年6月現在も現行モデルとして公式カタログに掲載されており、生産は継続中である。発表から2年余りと歴史の浅いリファレンスであり、生涯年表は今後書き足されていく段階にある。


Sources

出典

本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。

  1. 01 専門メディア Glashütte Original Serenade Luna - WATCH REVIEW 専門メディア · Escapement Magazine · 2026.08.15 閲覧 Escapement Magazine · 2026.08.15
  2. 02 専門メディア A New Moon Rises At Glashütte Original With Its Serenade Luna Collection 専門メディア · Monochrome Watches · 2026.08.15 閲覧 Monochrome Watches · 2026.08.15
02 — Price history

価格推移

2025 · WatchLedger market index
2025-05-20 · EUR 11,1002025-07-30 · EUR 11,100€10,500€11,000€11,500€12,0002025-052025-07

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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