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Breitling · Chronomat 36 · 2021

Chronomat Automatic 36 South Sea Stainless Steel / Blue

2021年、クロノマット36初の宝石ベゼル仕様として登場したサウスシー カプセル三型のうち、ミッドナイトブルー文字盤の一本

クロノマット オートマチック 36 サウスシー(Ref. A10380611C1P1)は、2021年にブライトリングが発表したサウスシー カプセル コレクションの三型のうち、ミッドナイトブルー文字盤を備える一本である。36mmのステンレススチール ケースに、サファイアとルビーをグラデーション状に配したベゼルを組み合わせ、文字盤には18Kローズゴールドのバトン型インデックスとダイヤモンドが置かれる。ムーブメントはETA 2892-A2をベースとする自動巻Cal.10で、COSC認定クロノメーター。2020年に再構成されたクロノマット36の系譜に、宝飾的要素を初めて持ち込んだ派生として位置づけられる。

Ref. A10380611C1P1
発表年 2021
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション Chronomat 36
カテゴリ ラグジュアリースポーツ
キャリバー Caliber 10
ケース径 36 mm
防水 100 m
デイト
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.05.26
Case · ケース
素材 Stainless Steel
形状 Round
36 mm
厚さ 10.1 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Closed
防水 100 m
Movement · ムーブメント
キャリバー Caliber 10
タイプ Automatic
振動数 28,800 bph
石数 21 石
パワーリザーブ 42 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Blue
インデックス Gem-Set Indexes
Stick
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

1. 2020年再起のクロノマットと、その36mm派生

ブライトリングのクロノマットは、1984年に発表されたRef.81950を起点とする自動巻クロノグラフである。イタリア空軍曲技飛行隊フレッチェ・トリコローリ向けに前年から開発された機体を、創業100周年に合わせて市販化したもので、ライダータブ付きベゼルとルーロー ブレスレットを特徴とした。

2017年にCEOへ就任したジョルジュ・ケルンの指揮下で、コレクションは2020年に再構築される。1980年代の意匠を呼び戻したクロノマットB01 42mmから始まり、同年中に36mmの自動巻と32mmのスーパークォーツが発表された。クロノマット36は、男性中心だった同コレクションに初めて「女性のためのクロノマット」として企画された派生である。

2. サウスシー カプセルという企画

A10380611C1P1が属するサウスシー カプセル コレクションは、クロノマット36の発表からおよそ半年後、2021年3月に発表された。デジタル スタイリング アプリ「DREST」とのコラボレーションを伴う発表で、Watches and Wonders 2021と前後する時期にあたる。

ベージュ、ミッドナイト ブルー、ミント グリーンの三色のラッカー文字盤に、それぞれカクテルを思わせる色味のサファイアとルビーを配した宝石ベゼルが組み合わされた。クロノマットの設計上の象徴であるライダータブ付きベゼルを、初めて宝飾的な意匠で読み替えた試みである。

3. このRefの位置と、その後

ミッドナイトブルー仕様のA10380611C1P1は、三色のうち最もクロノマットの伝統的な色調に近い。海軍系の深い青はブライトリング自体が古くから扱ってきた配色であり、その上に宝石ベゼルを重ねるという矛盾を引き受けた構成が、このRefの本質である。

サウスシー カプセルは2023年にも新たな構成で再展開され、ステンレスとローズゴールドの二色仕様やマザー オブ パールを用いた派生が追加された。これらは別の型番系列(G10380、U10380プレフィックス)に振られており、A10380611C1P1は初代サウスシーの位置を保ったまま、現在も並行して扱われている。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

A10380611C1P1の設計は、クロノマット36の構造的な骨格を保ちながら、その表面に宝飾的な意匠を施したものである。

ケースは36mm径、厚さ10.01mmのステンレススチール製で、ラグ間は約43.3mmに収まる。リューズはねじ込み式ではない構造で2つのガスケットを備え、ケースバックはスクリュー固定、防水性能は100mに設定される。クロノマットの象徴である4本のライダータブはここで宝石装飾の中に組み込まれており、機械的な操作性よりも視覚的な装飾性が前面に出た構成となる。ベゼル自体は片方向回転のラチェット式とされる。

ベゼルにはサファイアとルビーが計55石、オンブレ(グラデーション)状に配されると伝わる。深い青のミッドナイトブルー文字盤に対し、ルビーの赤からサファイアの青へと色相が移行する構成で、文字盤と緩やかに呼応する。

文字盤はラッカー仕上げのミッドナイト ブルー。インデックスは18Kローズゴールド製のバトン型で、各位置にダイヤモンドが象嵌されている。針は同じくゴールド トーンのバトン スタイルで、スーパールミノヴァ夜光が充填される。6時位置にデイト窓を備える。

ストラップは文字盤色に揃えたミッドナイトブルーのアリゲーター レザーで、ステンレスのフォールディング バックルで留められる。基幹のクロノマット36に金属ルーロー ブレスレット仕様が用意される一方、本機はレザーを選択することで、宝飾的な性格と装着感の柔らかさを優先している。

ムーブメントはブライトリング キャリバー 10。ETA 2892-A2をベースとする自動巻機械式で、毎時28,800振動 (4Hz)、約42時間のパワーリザーブを持つ。ボール ベアリング式の双方向ローターを備え、COSCのクロノメーター認定を受ける。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

A10380611C1P1は、ブライトリングのサウスシー カプセル コレクションの第一弾として、2021年3月に発表された。ベージュ文字盤のA10380611A1P1、ミント グリーン文字盤のA10380611L1P1とともに同時発表された三本のうち、ミッドナイト ブルー文字盤を担う型番である。発表に際しては、デジタル スタイリング アプリ「DREST」上で2021年3月17日からブライトリングとのコラボレーションによるムードボード企画が展開され、新作の披露チャネルとして用いられた。Watches and Wonders 2021と時期を前後しての発表だった。

カプセルという呼称ながら個数の限定はなく、生産は同年内に通常販売チャネルへ移行した。2022年から2023年にかけては、基幹のクロノマット36ラインナップと並行して継続販売されている。

2023年末、ブライトリングはサウスシー カプセルの第二陣を発表した。新たに加わったのはステンレスと18Kレッドゴールドの二色仕様やマザー オブ パール文字盤を用いた派生で、別系統の型番(G10380、U10380プレフィックス)が割り当てられた。A10380611C1P1自体は2021年仕様のまま継続され、第一世代サウスシーの位置を保つ。

ブライトリング公式サイトおよび正規販売店ネットワークでは、2026年時点も現行モデルとして掲載されている。生産終了の公式アナウンスは出ていない。

02 — Price history

価格推移

2021 · WatchLedger market index
2021-03-16 · EUR 8,100€8,099€8,100€8,100€8,101€8,1012021-032021-03

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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