1954年、最初のサブマリーナー
1954年、チューダーは初のダイバーズウォッチ、オイスター・プリンス・サブマリーナー Ref. 7922を発表した。創業者ハンス・ウイルスドルフが描いたのは、ロレックスと同じオイスターケースを用いながら、ムーブメントに外部供給品を採ることで価格を抑えた実用時計である。「オイスター」は防水ケースを、「プリンス」は自動巻機構を指す名であった。搭載されたのはフルーリエのベースを用いた自動巻キャリバー390、毎時18,000振動(2.5Hz)である。100m防水のねじ込み式ケース、リューズガードを持たないねじ込みリューズ、5分刻みのみの回転ベゼル、視認性を重視した大型の蛍光針とインデックス。リューズとオイスターブレスレットにはロレックスの刻印が入った。Ref. 7922はフランス海軍や米海軍に評価され採用に至ったとされ、堅牢さと手頃な価格を武器に職業ダイバーの道具として広まっていった。