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Sinn · Frankfurt Financial District

Frankfurt Financial District 6000 Rose Gold

1999年に始まったフランクフルト金融街時計を、18ktローズゴールドとDIAPALで仕立てた常設の貴金属モデル

6000.040は、Sinnのフランクフルト金融街時計を18ktローズゴールドの貴金属仕様としたモデルである。鋼製の6000.010と同じ38.5mm径のケースと、12時間表示による3タイムゾーン機構を踏襲する。異なるのは素材で、ケースに18ktローズゴールドを用い、潤滑剤を要さない自社製DIAPAL脱進機を備える。限定生産だった貴金属版の系譜を引き継ぎながら、本Refは限定ではない常設カタログモデルとして位置づけられた。クロノグラフ機構と100m防水を残し、工具時計の出自を貴金属のドレスウォッチへ翻案した一本である。

Ref. 6000.040
限定 通常生産
コレクション Frankfurt Financial District
カテゴリ クロノグラフ / ドレス
キャリバー SW500-1
ケース径 38.5 mm
防水 100 m
関連人物 ヘルムート・ジン / ロタール・シュミット
クロノグラフ GMT デイト
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.06.10
Case · ケース
素材 Rose Gold
形状 Round
38.5 mm
厚さ 15.5 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
防水 100 m
Movement · ムーブメント
キャリバー SW500-1
タイプ Automatic
振動数 28,800 bph
石数 25 石
パワーリザーブ 48 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Black
インデックス Stick / Dot
Stick
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

1. 金融街フランクフルトを腕に

Sinnは1961年の創業以来、銀行と証券取引所の街フランクフルト・アム・マインに本拠を置く。1999年、同社はこの街への帰属を示す新シリーズ、フランクフルト金融街時計(Frankfurter Finanzplatzuhr)を発表した。基幹となった6000は、Sinnの文字盤に初めて「Frankfurt am Main」の文字を載せた一本である。現地時間に加え、ニューヨークや東京といった主要市場の時刻を同時に読めるよう、3つのタイムゾーン表示を備えていた。6000.040は、この6000を18ktローズゴールドで仕立てた貴金属版にあたる。

2. 限定の貴金属版から常設モデルへ

貴金属のフランクフルト金融街時計は、当初は限定版として現れた。2001年の創業40周年記念モデルはホワイトゴールドとパラジウムのケースで40本のみとされ、潤滑剤を用いないDIAPAL脱進機をシリーズで初めて採用した。このホワイトゴールド版は2006年に、プラチナ版は2012年に、それぞれゴールデン・ウンルー賞を受けている。6000.040は、こうした受賞を重ねた貴金属版の系譜を引き継ぎつつ、2007年に限定ではない常設のカタログモデルとして加えられたと伝わる。限定版に留まっていた貴金属とDIAPALの組み合わせを、継続生産品として定着させた点に本Refの意味がある。

3. 鋼製モデルとの分かれ目

本Refの骨格は、鋼製の6000.010と共通する。38.5mmのケース径、12時間表示の3タイムゾーン、クロノグラフ機構、そして100m防水と耐低圧性は、両者で変わらない。異なるのは素材と思想である。6000.010が工具時計の延長にある実用クロノグラフであるのに対し、6000.040は同じ機構を18ktローズゴールドの装飾的な器に収める。工具時計の堅牢性を貴金属の装いへ移し替えた点が、このRef固有の選択といえる。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

6000.040の最も明快な特徴は、18ktローズゴールドの研磨ケースである。径は38.5mmと現代の基準では控えめだが、クロノグラフを基盤とするため厚みは16.5mmに達する。貴金属のドレスウォッチとしては、存在感のある厚さである。

3つのタイムゾーンは、いずれも12時間表示で示される。多くのGMT時計が24時間表示を採るなか、本機は現地時間を中央の時分針で、第2時間帯を独立可動の中央針で、第3時間帯を内側の回転ベゼルで読ませる。回転ベゼルは、ケース10時位置の追加リューズで操作する。24時間表示に頼らないこの構成は、フランクフルト金融街時計の識別子となっている。

文字盤は黒のサンバースト仕上げで、植字インデックスと「Frankfurt am Main」の文字を備える。クロノグラフのプッシャーとカウンターは残され、機能と装飾が同居する。

サファイアの裏蓋越しには、手作業で彫られたフランクフルトのスカイラインを刻むローターが見える。希望すれば所有者のイニシャルを彫ることもできるとされる。ムーブメントはSellita SW500-1を基盤とし、潤滑剤を必要としない自社製DIAPAL脱進機を備える。これは脱進機の接触面に注油を要さない機構で、長期にわたる精度の安定に寄与するとされる。

本機は2本の革ベルトとともに供給される。鋼製モデルがブレスレットも選べるのに対し、貴金属版は革で装うことを前提とした構成である。それでも100m防水と耐低圧性は保たれ、貴金属の装いの内側にSinnの工具時計らしい素性が残されている。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

フランクフルト金融街時計のシリーズは、1999年9月にフランクフルトで催された発表イベントで始まった。基幹の6000はValjoux 7750を基盤とする自動巻クロノグラフで、当初はSinnのクラシック・ラインに属していた。貴金属版の系譜は2001年の創業40周年記念モデルに遡り、これがホワイトゴールドとパラジウムのケースによる40本限定として、シリーズ初のDIAPAL脱進機を備えた。ホワイトゴールド版は2006年に、プラチナ版は2012年に、ゴールデン・ウンルー賞を受けている。6000.040のローズゴールド版は、この2006年の受賞を受けて2007年に常設モデルとして加えられたと伝わる。記念モデルが限定だったのに対し、本Refは限定数を設けない継続生産品であり、5年間の保証が付されるとされる。同じ2007年の4月には、フランクフルト金融街時計がクラシック・ラインから独立した系列として整理された。その後、ETA系ムーブメント供給の制約を背景に、6000系の基盤ムーブメントはValjoux 7750からSellita SW500-1へと移行している。本Refは現在もカタログに残り、2本の革ベルトとともに供給される、シリーズ最上位の貴金属モデルとして継続生産されている。

02 — Price history

価格推移

2017 · WatchLedger market index
2017-10-20 · EUR 11,950€11,949€11,950€11,950€11,951€11,9512017-102017-10

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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