1948年、精度という商品
1948年、創業100周年を迎えたオメガは、自動巻でクロノメーター認定を受けた初の腕時計「センテナリー」を発表した。金無垢・約6,000本の限定だったが反響は大きく、オメガは精度を恒常的な商品として量産する決断に至る。その答えが、1952年のコンステレーションである。デザインはルネ・バンワール(後にコルムを創業)が手がけたと伝わる。
ケース裏には、天文台のドームと8つの星を刻んだメダリオンが据えられた。8つの星は、1933年から1952年にかけて天文台クロノメーター競技で獲得した精度記録と優勝を表すとされる。文字盤6時上には小さな星章。精度は宣伝文句ではなく、認定書を伴う出自だった。なお米国では商標上の事情から、初期の個体が「グローブマスター」名で販売されたと伝わる。