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Girard-Perregaux · 1966

1966 38 Pink Gold / Blue / Alligator

2014年バーゼルで登場。ピンクゴールドにディープブルーを重ねた、38mm貴金属期1966を象徴する一本

49525-52-432-BB4Aは、2014年のバーゼルワールドに合わせて発表された1966コレクションの38mmモデルである。18Kピンクゴールドのケースに、わずかにドームを描くディープブルーのサンレイ文字盤を載せ、同色のアリゲーターストラップで全体を統一した。中身は初代とされる49525から続く自社製自動巻GP03300-0030のままで、機構面の変更はない。素材と色彩の編成だけで表情を一新した、貴金属期1966を代表する文字盤バリエーションである。

Ref. 49525-52-432-BB4A
限定 通常生産
コレクション 1966
カテゴリ ドレス
キャリバー GP03300-0030
ケース径 38 mm
防水 30 m
関連人物 コンスタン・ジラール
デイト
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.06.12
このモデルを比較する
Case · ケース
素材 Pink Gold
形状 Round
径 38 mm
厚さ 8.5 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
防水 30 m
Movement · ムーブメント
キャリバー GP03300-0030
タイプ Automatic
振動数 28,800 bph
石数 27 石
パワーリザーブ 46 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Blue
インデックス Stick / Dot
針 Feuille
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

ドレスウォッチの基準器、Ref. 49525

1966コレクションは2006年に発足したとされる。名称は、ジラール・ペルゴが開発した毎時36,000振動の高振動ムーブメントによる成果に対し、1966年にヌーシャテル天文台の百周年記念賞を受けた史実に由来する。その最初のリファレンスとされるのが49525である。38mmの貴金属ケースに時刻と日付だけを収めた3針モデルで、以後クロノグラフやカレンダーへ広がるコレクションの中で、最も簡素な基準器の役割を担い続けた。本機はこの49525に新しい文字盤色を与えた、2014年の派生である。

2014年、ブルーという選択

発表は2014年2月、バーゼルワールド開幕に先立つプレリリースの形で行われた。当時の市場では2013年頃からブルー文字盤が大きな潮流となり、各社がドレスウォッチへの展開を競っていた。一方でジラール・ペルゴ自身は、ブルーを18世紀以来の歴史的タイムピースに用いてきた伝統色と位置づけている。流行と社史が交差する地点に置かれたのが本機だった。シルバー系が中心だった49525の文字盤に深いブルーを差すことで、フォーマルな性格を保ったまま、わずかな逸脱を楽しめる一本を用意したのである。発表後に実機を試した専門誌は、深い青とピンクゴールドの柔らかな色味の組み合わせを本機の主な長所に挙げる一方、白い日付ディスクと、38mmケースに対して小さいムーブメントを弱点とした。

貴金属からスチールへ、転換期の中で

同時期の49525には、ホワイトゴールドケースやシルバー文字盤の兄弟仕様が並行して存在した。2014年12月には41mmケースのブルー文字盤版49527-52-431-BB4A(ピンクゴールド)と49527-53-432-BB4A(ホワイトゴールド)が加わり、ブルーはコレクション横断の文字盤色となる。なお41mm系は直径約30mmのGP1800系(パワーリザーブ54時間)を積み、両者は単なるサイズ違いではない。さらに2015年10月には1966初のステンレススチールケース(40mm)が登場し、コレクションの重心は貴金属から徐々にスチールへ移っていく。その転換期にあって本機は、38mm・貴金属・自社ムーブメントというコレクション原点の構成を、鮮やかな色彩で示した存在と位置づけられる。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

ケースは18Kピンクゴールドの38mm径で、公称厚は8.62mmとされる。数値として薄型記録を競うものではないが、側面を内側へ絞り込んだコンケーブなケースバンドと、外周へ向かって傾斜するベゼルが、実寸以上にスリムな印象をつくる。仕上げは全面ポリッシュで、ジラール・ペルゴのピンクゴールドは赤みを抑えた柔らかな色調を持つ。風防はドーム状のサファイア、裏蓋はサファイアのシースルーバック。30m防水にとどまる点も含め、水回りを想定しない純然たるドレス仕様である。

文字盤は深いブルーのサンレイ仕上げで、中央がわずかに盛り上がるドーム形状を持つ。光の角度に応じて放射状の反射が走り、平滑なブルーが陥りがちな単調さを避けている。インデックスは12時がダブルバトン、3・6・9時がシングルバトンのピンクゴールド植字で、その他の時位置は白の細いプリント。針は時分がピンクゴールドのリーフ型、秒針は直線形で丸いカウンターウェイトを備える。3時位置の日付は白地のディスクで、青い面の上では明確に浮き上がる。視認性を取るか色の統一を取るか、設計の割り切りが見える部分である。

ムーブメントは自社製自動巻GP03300-0030。毎時28,800振動 (4Hz)、パワーリザーブ約46時間で、針合わせ時に秒針が止まるハック機構と、時刻に触れず送れる日付早送りを備える。18Kゴールドのローターにはサーキュラーのコート・ド・ジュネーブ、ブリッジには直線のストライプと手作業の面取りが施される。直径25.6mmと38mmケースに対して小ぶりなため、シースルーバック越しには外周の余白も目に入る。ストラップは文字盤と色を揃えたブルーのアリゲーターで、ピンクゴールドのピンバックルが付属する。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

1966コレクションは2006年に発足したとされ、最初のリファレンスは38mm貴金属ケースの49525とされる。本機49525-52-432-BB4Aはその文字盤バリエーションにあたり、2014年2月、バーゼルワールド2014に先行するプレリリースとして、ヴィンテージ1945 XXL スモールセコンドの青文字盤と併せて発表された。同社はこのとき、ブルーを創業者ジャン=フランソワ・ボーテ以来の伝統色と位置づけている。構成は、ピンクゴールドケース、ブルーサンレイ文字盤、ブルーアリゲーターストラップである。

同年12月には、41mmケースのブルー文字盤モデル49527-52-431-BB4A(ピンクゴールド)と49527-53-432-BB4A(ホワイトゴールド)が追加され、ブルーは1966コレクション横断の文字盤色へ広がった。2015年10月には1966初のステンレススチールケース(40mm)が発表され、コレクションの構成は貴金属中心から拡張されていく。スチール40mmにも後年、ブルー文字盤の49555-11-431-BB60が加わった。

本機自体については、生産期間中の大きな仕様変更は確認されていない。2026年10月時点の公式サイトでは、1966は40mmを中心に36mmや30mmを加えた構成で、38mmの本機は掲載されていない。生産終了の時期は公表されておらず、本機の構成を直接引き継ぐ後継リファレンスも示されていない。


Sources

出典

本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。

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02 — Derivatives

同型・派生 Ref

Color · material · bracelet variants