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Casio · G-Shock GA-110

GA-110AC-7A Red, White and Blue

2010年生まれのアナログ・デジタル大型機GA-110を、赤・白・青で彩った2013年のストリート企画

GA-110AC-7Aは、2013年にカシオが展開した季節カラー企画「ブルー&レッドシリーズ」の一型番である。2010年に登場したアナログ・デジタル複合モデルGA-110を土台とし、白の樹脂ケースに青のバンド、赤の文字板を組み合わせた。スニーカーやキャップといったストリートの配色から着想された一本で、機構面は標準のGA-110を踏襲する。モジュールは5146、200m防水と耐磁性能を備える。限定品ではなく、通常ラインの色違いとして流通した。

Ref. GA-110AC-7A
限定 通常生産
コレクション G-Shock GA-110
カテゴリ タフネス
キャリバー 5146
ケース径 55 mm
防水 200 m
関連人物 伊部 菊雄 / 樫尾 忠雄
クロノグラフ ワールドタイム 永久カレンダー アラーム
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.06.10
このモデルを比較する
Case · ケース
素材 Resin
形状 Round
径 55 mm
厚さ 16.9 mm
ガラス Mineral
裏蓋 Closed
防水 200 m
Movement · ムーブメント
キャリバー 5146
タイプ Quartz
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Red
インデックス Stick / Dot
針 Proprietary
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

1. GA-110がストリートに根づいた頃

2010年に発表されたGA-110は、デジタル表示が主流だった若者向け市場へ、アナログ針を持つ大型機として投じられた一本である。機械式時計の部品を模した針と、層を重ねた文字板が生む立体的な顔つきは、当時のG-SHOCKにとって新しい提案であった。カシオはこのモデルを、ブランドのアナログ路線を本格的に動かした転換点と位置づけている。その風貌は瞬く間に世界中の若者へ受け入れられ、数多くの色違いやコラボレーションを生んでいく。GA-110AC-7Aが世に出た2013年、GA-110は既にG-SHOCKを代表するアナログ・デジタルのプラットフォームへと育っていた。

2. ブルー&レッドシリーズという企画

GA-110AC-7Aは、この年にカシオが展開した「ブルー&レッドシリーズ」の一型番として登場した。販売店に残る商品説明によれば、スニーカーやキャップ、スケートのウィールといったストリートの定番アイテムをイメージした青と赤にこだわった企画で、大型ケースのコンビネーションモデルを母体に、ストリートファッションとの親和性を狙ったものだった。同シリーズには赤を基調とするGA-110AC-4Aも含まれ、本機はその白ケース版にあたる。両者は同じGA-110を土台に、配色だけを違える兄弟の関係にある。

3. 白い土台に置かれた三色

本機が担ったのは、赤・白・青という三色を、GA-110の複雑な文字板へ落とし込む役割である。限定生産ではなく通常ラインの色違いだが、白の樹脂ケースに赤い文字板を合わせた配色は、黒基調の多いG-SHOCKの中で明確な存在感を持つ。基幹モデルの機構をそのまま受け継ぎ、配色だけで性格を変える——GA-110というプラットフォームの懐の深さを、本機はよく表している。GA-110はその後も配色を重ね、2020年にはメタルカバードのGM-110という発展形へ進んだ。本機は、その長い連なりの中の一点である。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

GA-110AC-7Aの外装は、GA-110のビッグケースを白の樹脂で成形したものである。縦55mm、横51.2mm、厚さ16.9mmという寸法は基幹モデルと共通し、リベット風の造形を随所に配した無骨な輪郭を受け継ぐ。風防にはミネラルガラスを用いる。

本機を特徴づけるのは配色の設計である。白いケースとベゼルに青の樹脂バンドを合わせ、文字板には赤の差し色を置く。GA-110の文字板は層を重ねた立体構造を採り、機械式時計の部品を模した針を組み合わせる。白・青・赤の三色が、この立体的な顔の各部に振り分けられている。

一方で、情報量の多い文字板は針の視認性を犠牲にする側面も持つ。盤面の角度によってはアナログ針が読み取りにくく、これはGA-110全般に共通する性格である。夜間はLEDライトが盤面を照らす。駆動はクォーツのモジュール5146で、世界48都市に対応するワールドタイム、1/1000秒ストップウオッチ、JIS1種の耐磁性能を内蔵する。電源はCR1220のボタン電池で、上位機が持つソーラー発電や電波受信は備えない。バンドとバックルは樹脂製で、基幹モデルと共通の構成である。

アナログ側は時針と分針、速度を示す小ダイヤルで構成され、分針は20秒ごとに進む。秒や日付、曜日はデジタル表示が受け持ち、距離を入力してストップウオッチで計測すると平均速度が小ダイヤルの針で示される。白いケースの上では、この三つ目の構成がいっそうくっきりと浮かぶ。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

GA-110AC-7Aは、2013年3月ごろに国内で発売されたとみられる。同シリーズの赤を基調とするGA-110AC-4AJFは、販売店の記録で2013年3月発売とされる。両者はブルー&レッドシリーズのGA-110枠を構成し、シリーズにはデジタルのDW-6900AC-2も含まれた。搭載モジュールは5146で、2010年のGA-110登場時から続く同系の機構である。GA-110は毎年のように新たな配色企画を重ねており、ブルー&レッドシリーズも2013年のそうした流れの一つである。生産期間中に文字板やムーブメントの仕様変更は確認されておらず、現在は生産を終えている。WatchBaseは本機を限定品ではないと記録している。

カシオの公式紹介によれば、GA-110は2010年の登場以来、蛍光色(2010年)、多色(2011年)、全面金色(2014年)、偏光インク(2015年)といった配色や素材の展開を重ね、10年で世界のG-SHOCK販売の首位に立った。本機はその長い色展開の途中に置かれた一点である。


Sources

出典

本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。

  1. 01 公式 G-SHOCK 公式 · Casio · 2026.08.15 閲覧 Casio · 2026.08.15
  2. 02 公式 G-SHOCK 110 Series — Design (CMF) 公式 · Casio · 2026.10.12 閲覧 Casio · 2026.10.12
  3. 03 専門メディア Casio GA-110AC-7A : GA-110AC-7A Red, White and Blue 専門メディア · WatchBase · 2026.10.12 閲覧 WatchBase · 2026.10.12
02 — Price history

価格推移

2013 · WatchLedger market index
2013-10-02 · EUR 129€120€125€130€135€1402013-102013-10

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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