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Casio · G-Shock 6900

DW-6900AC-2 Red, White, Blue

ストリートの青と赤を三色の配分に翻訳した、2013年のブルー&レッドシリーズの6900

DW-6900AC-2は、2013年3月にカシオが投入した「Blue and Red Series(ブルー&レッドシリーズ)」の一本である。ケースに青、バンドに赤、文字板に白を配し、ストリートの定番アイテムを思わせる青と赤という主題を、記号ではなく色の配分だけで表現した。ベースは1995年に生まれた三つ目のDW-6900で、53.2×50.0×16.3mmのケース寸法もモジュール3230も標準機と共通する。同シリーズにはアナデジのGA-110が2型並んだが、デジタルから選ばれたのは本機のみだった。日本ではDW-6900AC-2JFとして流通し、現在は生産を終えている。

Ref. DW-6900AC-2
限定 通常生産
コレクション G-Shock 6900
カテゴリ タフネス
キャリバー 3230
ケース径 53.2 mm
防水 200 m
関連人物 伊部 菊雄 / 樫尾 忠雄
クロノグラフ 永久カレンダー アラーム
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.06.10
このモデルを比較する
Case · ケース
素材 Resin
形状 Round
径 53.2 mm
厚さ 16.3 mm
ガラス Mineral
裏蓋 Closed
防水 200 m
Movement · ムーブメント
キャリバー 3230
タイプ Quartz
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 White
インデックス Digital
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

30周年の年に届いた三色

2013年、G-SHOCKは誕生から30年を迎えた。記念モデルやコラボレーションが相次いで発表された年である。DW-6900AC-2は、その祝祭の中心にいたわけではない。3月、通常ラインの配色企画「Blue and Red Series(ブルー&レッドシリーズ)」の一本として、日本ではDW-6900AC-2JFの型番で発売された。

販売店に残る商品説明によれば、このシリーズはストリートシーンに欠かせないスニーカーやキャップ、スケートボードのウィールなどをイメージした青と赤にこだわったものだった。ケース・バンド・文字板に青、赤、白を配した本機は、その主題を最も素直に表している。

なぜ6900が選ばれたか

Blue and Red Seriesは3型で構成された。うち2型は、2010年に登場したアナデジのGA-110である。残る1型が、デジタルの6900であるDW-6900AC-2だった。

6900は1995年に生まれて以降、ストリートの文化と結びついてきた系統である。ストリートを主題とする配色を載せる器として、6900は筋の通った選択だった。

三色の置き換え

シリーズの3型は、同じ三色を機種ごとに配置し直す構成をとっている。GA-110AC-7Aは白のケースに青のバンドを合わせ、赤は文字板の差し色にとどまる。GA-110AC-4Aは赤の濃淡だけでまとめた単色構成である。

その中でDW-6900AC-2は、三色を最も均等に分けた一本だった。青と赤が正面の面積をほぼ二分し、白は文字板として中央に残る。6900の造形が持つ、ベゼルとバンドと文字板という三つの面が、そのまま三色の受け皿になっている。

三色の一本として

ACの型番を持つ6900は本機のみとされ、シリーズの中でデジタル表示を担った唯一の一本でもあった。

DW-6900AC-2は、図像に頼らず色の配分だけで主題を扱った一本である。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

DW-6900AC-2における設計上の選択は、造形ではなく色の配分に集約される。ケース寸法は53.2×50.0×16.3mm、モジュールは3230で、いずれも同時期の標準的な6900と変わらない。ベゼルの形状もボタン配置も手を加えられていない。変えられたのは、成形色と印刷色だけである。

ベゼルには青が与えられた。無地の樹脂にありがちな平坦な発色ではなく、見る角度によって明るい青と紺の間を行き来するメタリック調の青である。その上に載る「G-SHOCK」のロゴと、ADJUSTやMODEといった機能表記は赤で刷られる。青地に赤の文字は明度差が小さい。読みやすさよりも、配色の一体感が優先された処理である。

バンドは光沢のある赤で、正面から見たとき青とほぼ同じ面積を占める。ベゼルとバンドが色で対等に張り合う構図は、単色でまとめられた同シリーズのGA-110AC-4Aとは対照的な性格を生んでいる。

文字板は白い。トリプルグラフの三つの目は赤く彩色され、白地の上で最も強いコントラストを得ている。CASIO、SHOCK RESIST、WATER 20BAR RESISTの刷りも同じ赤で統一された。一方、液晶は反転させず標準表示のまま残されている。色を優先した設計の中で、時刻の読み取りだけは手を付けられていない。

三色の要約は、中央のフロントボタンに置かれた。ELライトを点灯させるこのボタンは、白い台座に赤のGマークを載せ、青いベゼルの中心に収まる。時計全体の配色が、指先ほどの部品の上で再現されている。6900の意匠が、寸法にも機構にも触れずに色だけで性格を変えうることを、この一点がよく示している。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

本機の土台となる6900系は、1995年2月にDW-6900として誕生した。前年のDW-6600と造形を共有しながら、文字盤上部に三つの円形グラフ、いわゆる三つ目を加えた点が識別点であり、同年のDW-6900Hでシリーズ初のカラー展開が始まっている。色を着せ替える器としての6900の性格は、ここから続くものである。

DW-6900AC-2が発売されたのは2013年3月である。日本国内向けの型番はDW-6900AC-2JFである。同じBlue and Red Seriesに属するGA-110AC-4AJFも同年3月の発売とされる。

国内正規品のほか、DW-6900AC-2の型番で海外市場にも流通した。搭載モジュールは6900系の3230とされる。配色は単一で、色違いの追加や後期型としての仕様変更も確認されていない。

WatchBaseは本機を限定モデルとして登録していない。生産本数の公式発表は確認できない。

現在は生産を終了しており、カシオの現行カタログに本機の掲載はない。仕様は樹脂ケースにミネラルガラス、ソリッドの裏蓋、200m防水で、オートカレンダー、ストップウオッチ、タイマー、アラームを備える。


Sources

出典

本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。

  1. 01 公式 G-SHOCK 公式 · Casio · 2026.08.15 閲覧 Casio · 2026.08.15
  2. 02 専門メディア Casio DW-6900AC-2 : DW-6900AC-2 Red, White, Blue 専門メディア · WatchBase · 2026.10.12 閲覧 WatchBase · 2026.10.12
02 — Price history

価格推移

2014 · WatchLedger market index
2014-01-09 · EUR 109€100€105€110€1152014-012014-01

出典: WatchBase 観測価格 · 通貨タブ(JPY / USD / EUR)で系列を切替できます。

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03 — Derivatives

同型・派生 Ref

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