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Universal Geneve · Signature · 2026

Dioramic Signature Stainless Steel / Blue

2026年、復活したユニバーサル・ジュネーブが1956年型ディオラミックを甦らせた鋼製シグネチャー

UGDI002は、2026年4月のユニバーサル・ジュネーブ全面再始動とともに発表されたディオラミック・シグネチャーのステンレススチール仕様である。原型は1956年に「モノダティック」の名で登場した同社のドレスウォッチで、ベゼル6時位置に日付窓を組み込む独特の構成を受け継ぐ。37mmケースに同心円状のフルーテッドベゼルとブルーラッカー文字盤を組み合わせ、自社製マイクロローター・キャリバーUG-110を搭載する。常設コレクションとは別枠の、期間を区切って生産されるシグネチャー・エディションに属する。

Ref. UGDI002
発表年 2026
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション Signature
カテゴリ ドレス
キャリバー UG-110 HMD
ケース径 37 mm
防水 100 m
デイト
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.06.12
Case · ケース
素材 Stainless Steel
形状 Round
37 mm
厚さ 9.15 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
防水 100 m
Movement · ムーブメント
キャリバー UG-110 HMD
タイプ Automatic
振動数 28,800 bph
石数 28 石
パワーリザーブ 72 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Blue
インデックス Stick / Dot
Dauphine
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

30年の沈黙を破る再始動の中で

UGDI002が世に出た2026年4月は、ユニバーサル・ジュネーブにとって約30年ぶりの本格的な市場復帰の瞬間だった。1894年創業の同社はポールルーターやコンパックスで20世紀中盤の時計史に名を刻んだが、クォーツ危機以降は長く休眠状態にあった。転機は2023年12月、ブライトリングを傘下に持つパートナーズ・グループによる商標取得である。以後、2024年のポールルーター・トリビュート、2025年の「ニナ」コンパックスへのトリビュートという限定的な布石を経て、2026年4月、ウォッチズ&ワンダーズの会期に合わせて全面的な再始動が発表された。UGDI002はその新生ラインナップの一翼を担う1本である。

モノダティックという原型

ディオラミックの原型は、1956年に「モノダティック」の名で発表されたモデルとされる。後にディオラミックへ改名されたこの時計は、文字盤を大きく縁取るワイドベゼルと、その6時位置に開けられた日付窓を特徴とした。ダイヤル外周ではなくベゼル側に日付表示を持つ構成は当時としても異例で、ケース造形を主役に据えるミッドセンチュリー期のユニバーサル・ジュネーブの実験精神を象徴する。新生UGがポールルーターやコンパックスといった著名作に加え、この比較的知る人ぞ知る意匠を復活第一陣に選んだことは、アーカイブの深さを示す意思表示でもある。

シグネチャー・エディションの中での立ち位置

新生UGの製品体系は、常設のプレタポルテと一点物のクチュール・クリエイションズ、その中間に位置するシグネチャー・タイムピーシズで構成される。シグネチャーは歴史的名作を忠実に再解釈した期間限定生産のラインで、ディオラミックとディスコ・ヴォランテの2機種が各2仕様で展開された。UGDI002はディオラミックのステンレススチール×ブルー文字盤仕様であり、18Kローズゴールド×黒文字盤のUGDI001と対をなす。搭載するCal.UG-110は新開発の自社製マイクロローターで、復活の主軸であるポールルーター・コレクションと共有される。往年のマイクロター(超小型ローター)機構の現代的継承を、最も古典的な意匠の1本にも行き渡らせた格好である。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

UGDI002の設計はベゼルから語るべきである。ケース径は37mmと控えめだが、同心円状のフルーティングを刻んだオーバーサイズのベゼルが文字盤を強く縁取り、数値以上の存在感を生む。ベゼルの6時位置には円形にくり抜かれた日付窓が沈み込むように開けられ、原型モノダティック以来の最大の識別点となっている。日付表示を文字盤ではなくケース側の部品に統合する構成は現行品でも稀有である。

文字盤は深いブルーのラッカー仕上げで、角度をつけたトラペーズ(台形)型の植字インデックスが光の反射に陰影を与える。秒針は持たず、時分針と日付のみの表示とすることでドレスウォッチとしての静けさを保つ。ボックス型サファイアクリスタルが高さを持って盛り上がり、フルーテッドベゼルとともに文字盤の奥行きを視覚的に強調する。

ケースはポリッシュ仕上げのツイステッドラグを備え、厚さ9.15mm、ラグ先端間43.6mmに収まる。リューズはねじ込み式ではないが2重ガスケットを備え、ドレス志向の造形ながら100m防水を確保する。ヴィンテージのディオラミックがクローズドバックだったのに対し、本機はシースルーバックを採用し、ツインバレル構成のCal.UG-110を見せる。直径32mm、厚さ3.8mmのこのムーブメントはマイクロローター式の自動巻で、毎時28,800振動 (4Hz)、約72時間のパワーリザーブを持つ。ストラップは文字盤と揃えたブルーのアリゲーターで、幅18/16mm、ステンレススチール製フォールディングバックルが付く。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

UGDI002は2026年4月、ユニバーサル・ジュネーブの全面再始動に際して発表された。発表はウォッチズ&ワンダーズ2026の会期に合わせてジュネーブで行われ、ポールルーター、コンパックス、カブリオレ、ディスコ・ミニの各コレクションとともに、シグネチャー・タイムピーシズの1本として公開された。シグネチャーはディオラミック2仕様とディスコ・ヴォランテ2仕様の計4本で構成され、UGDI002はディオラミックのステンレススチール仕様にあたる。同時に18Kローズゴールド仕様のUGDI001、エメラルド190石をあしらった一点物のディオラミック・クチュール・エディションUGCC002も発表されている。

シグネチャー・エディションは本数を定めた限定ではなく、期間を区切った生産と公表されている。発表時点で実機の引き渡しは始まっておらず、新生コレクション全体の初回納品は2026年秋から順次行われる予定とされる。仕様変更や派生の追加は2026年6月時点で確認されておらず、本機は発表されたままの仕様で生産を待つ現行モデルである。

02 — Derivatives

同型・派生 Ref

Color · material · bracelet variants