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Universal Geneve · Compax · 2026

Compax Prêt-à-Porter Rose Gold / Midnight Blue

2026年に復活したコンパックス基幹3本で唯一の18Kローズゴールド。ミッドナイトブルーをまとう新生UGの象徴

UGCO004は、2026年4月のユニバーサル・ジュネーブ正式復活とともに発表されたコンパックス・プレタポルテの18Kローズゴールド仕様である。鋼のパンダ、リバースパンダの2本とともに基幹コレクションを構成し、ミッドナイトブルーのラッカー文字盤に白の3カウンター、ブルーセラミックのタキメーターベゼルを組み合わせる。ケース径は39.5mm。内部には新開発のマイクロローター式自動巻き一体型クロノグラフCal.UG-200を搭載する。ヴィンテージの再演ではなく、復活したブランドの現在形を示す役割を担う一本である。

Ref. UGCO004
発表年 2026
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション Compax
カテゴリ クロノグラフ
キャリバー UG-200
ケース径 39.5 mm
防水 100 m
クロノグラフ
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.06.12
Case · ケース
素材 Ceramic, Rose Gold
形状 Round
39.5 mm
厚さ 12.45 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
防水 100 m
Movement · ムーブメント
キャリバー UG-200
タイプ Automatic
振動数 28,800 bph
石数 36 石
パワーリザーブ 72 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Blue
インデックス Stick / Dot
Losange
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

30年の沈黙を破った復活の第一陣

ユニバーサル・ジュネーブは1894年にジュネーブで創業し、1936年初出のコンパックスをはじめとするクロノグラフで名声を築いた。1960年代にはF1ドライバー、ヨッヘン・リントの妻ニナ・リントがパンダ文字盤のコンパックスを愛用し、サーキットで撮影された姿が後年「Nina Rindt」の通称を生んだ。しかしブランドは20世紀末から長い休眠に入る。転機は2023年末、ブライトリングを傘下に持つパートナーズ・グループによる買収である。ジョルジュ・ケルンの指揮下で再建が進み、2024年のポールルーター記念モデル、2025年の限定作「Tribute to Compax」を前史として、2026年4月、ウォッチズ&ワンダーズ・ジュネーブ開幕直前に正式リローンチが行われた。UGCO004はその第一陣を構成する一本である。

基幹3本のなかの「金」という選択

新生コンパックスの基幹線プレタポルテは3本で構成される。白文字盤のパンダ仕様UGCO001、黒文字盤のリバースパンダ仕様UGCO002、そして本機UGCO004である。鋼の2本がニナ・リントの記憶に連なるヴィンテージの再演であるのに対し、UGCO004はアーカイブに直接の祖型を持たない。コンパックスの基幹レンジとして初めて18Kローズゴールドを採用し、ミッドナイトブルーと白という配色を貴金属の文脈で展開する。過去の引用に依存せず、復活したブランドが今後どこへ向かうかを示す役割が、この一本に与えられている。

Valjoux 72からUG-200へ

往年のニナ・コンパックスを駆動したのは手巻きのValjoux 72だった。新型が搭載するCal.UG-200は、これを単純に置き換えるのではなく、ブランドの2つの技術遺産を統合する回答である。すなわち、1950年代にUGが実用化したマイクロローター式自動巻きと、戦前来のクロノグラフ製造の伝統である。コラムホイールと垂直クラッチを備える一体設計で、設計・開発はUGが担い、製造はラ・ショー・ド・フォンのブライトリング・クロノメトリーが行うとされる。

同時発表のカプセル線と今後

リローンチではプレタポルテと並行して、リネン調ラッカー文字盤のカプセル・エディション3本も発表された。クラシック配色の鋼2本と装飾性の高いカプセル線の間に立ち、貴金属と伝統的レイアウトを両立させるUGCO004は、両者をつなぐ蝶番のような位置にある。デリバリーは2026年秋からと案内されており、新生UGの市場での評価はこれから定まっていく。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

ケースは18Kローズゴールド製で、径39.5mm、厚さ12.45mm、ラグ間距離は約47.8mmである。36mm級だったヴィンテージから拡大されたが、自動巻きクロノグラフとして12.45mmの厚さは薄い部類に入る。全高6.63mmに収まるマイクロローター機UG-200の恩恵である。ケースサイドにはコンパックスの記号であるツイステッドラグが再現され、ポリッシュとサテンの仕上げが切り分けられる。風防は高く盛り上がったボックス型サファイアで、往年のアクリル風防の輪郭を模す。

ベゼルにはブルーセラミック製のタキメーターインサートが収まる。金属に印刷していたヴィンテージとの明確な違いであり、文字盤と同系色でまとめることでパンダ配色の鋼2本とは異なる一体感を生む。文字盤はミッドナイトブルーのラッカー仕上げ。3時に30分計、6時に12時間計、9時にスモールセコンドというコンパックス伝統のレイアウトを白のカウンターで描き、外周には白のスケールが巡る。アプライドのUロゴと「UNIVERSAL」「GENÈVE」を分割した表記は初期のRef. 885103/02系に、ブロック型のサブダイヤル針は後期の印刷ロゴ世代に由来し、特定の1本の複製ではなく世代を横断した折衷で構成される。アプライドインデックスと針にはスーパールミノバ(蓄光塗料)が施される。

リューズはねじ込み式ではないプッシュプル型だが、ねじ込み式裏蓋とあわせて100m防水を確保する。裏蓋にはサファイアの窓が開き、ゴールドの3/4ローターを覗かせる。ストラップはミッドナイトブルーのアリゲーターにピンバックルの組み合わせで、ブンドストラップやゲイ・フレアー風ブレスレットを与えられた鋼の2本とは装いの方向性を分ける。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

UGCO004は2026年4月、ウォッチズ&ワンダーズ・ジュネーブの開幕数日前に行われたユニバーサル・ジュネーブの正式リローンチで発表された。プレタポルテ3本とカプセル・エディション3本からなる新生コンパックス・コレクションの一角としてのデビューである。発表と同時に公式サイトで予約受付が始まり、購入はジュネーブ・ブティックを介した事前登録方式が採られた。鋼の2本がブンドストラップやブレスレットなど複数の装着構成を持つのに対し、本機は発表時点でミッドナイトブルーのアリゲーターストラップ仕様のみが提示された。実機のデリバリーは2026年秋から順次開始されると案内されている。同日の第一陣はコンパックス単独ではなく、ポールルーター、カブリオレ、新作ディスコ・ミニを含む複数コレクションの同時発表という形を採った。2026年6月現在、本機は現行コレクションに位置づけられ、発表後の仕様変更や派生の追加は確認されていない。発表から日が浅く、生産史はまだこれから書かれていく段階にある。