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Girard-Perregaux · Vintage 1945 · 2019

Vintage 1945 XXL Large Date and Moonphases Pink Gold / Blue Polycrystalline

青いポリクリスタル文字盤をピンクゴールドで包み、特許の大型日付と月齢を透かす2019年のヴィンテージ1945。

25882-52-1829BB4Aは、ジラール・ペルゴのヴィンテージ1945 XXL ラージデイト&ムーンフェイズのうち、18Kピンクゴールドのケースに青いポリクリスタル文字盤を組み合わせた仕様で、日本では2019年の新作として紹介された。36.10×35.25mmの湾曲した角型ケースに自動巻Cal.GP03300-0105を収め、12時下に特許の大型日付、6時にスモールセコンドと月齢表示を置く。2014年に始まった透ける文字盤の系統を、寒色の青と暖色の金の対比でまとめた一本である。

Ref. 25882-52-1829BB4A
発表年 2019
状態 現行品
限定 通常生産
コレクション Vintage 1945
カテゴリ ドレス / ヘリテージ
キャリバー GP03300-0105
ケース径 36.1 mm
関連人物 コンスタン・ジラール
デイト ムーンフェイズ ビッグデート
01 — Specification

仕様

As of WatchBase sync · 2026.06.12
このモデルを比較する
Case · ケース
素材 Pink Gold
形状 Rectangular
径 36.1 mm
厚さ 35.25 mm
ガラス Sapphire
裏蓋 Open
Movement · ムーブメント
キャリバー GP03300-0105
タイプ Automatic
振動数 28,800 bph
石数 32 石
パワーリザーブ 46 時間
Dial · 文字盤 / Hands · 針
文字盤色 Blue
インデックス Mixed
針 Sword
i — Editorial

設計思想

Design philosophy

透ける文字盤が生まれるまで

ヴィンテージ1945は、1940年代の角型を原型に1995年に再生したコレクションである。湾曲する角型ケースとアールデコ調の意匠を核とし、大型のXXLでは、2枚の極薄ディスクで日付を示す同社特許のラージデイトと月齢表示を組み合わせたモデルが中核となった。スティールとピンクゴールドのケースに、銀色のソリッド文字盤を備えた仕様(25882-11-121-BB6B、25882-52-121-BB6B)がある。

転機は2014年11月である。ジラール・ペルゴは、スモーク調に着色したサファイア文字盤を持つラージデイト&ムーンフェイズを発表した。文字盤越しに日付ディスクや月齢の円盤が透け、所定の窓に来たときだけ数字や月がはっきり浮かぶ構成で、スティールに加えてローズゴールドのケースも用意された。

青の系譜と本機の登場

同社は2014年、XXLスモールセコンドに初めてブルーの文字盤を与え、ブルーを創業期以来の伝統色と位置づけていた。2019年にはブランド全体のテーマ「アース・トゥ・スカイ」のもと、青と黒を基調とする限定版が各コレクションに展開され、ヴィンテージ1945にもチタンケースのアース・トゥ・スカイ・エディション(25882-21-423-BB4A)が加わった。

本機25882-52-1829BB4Aは、青いポリクリスタル文字盤をピンクゴールドケースと組み合わせた仕様で、日本の専門誌では2019年の新作として紹介された。スティールの青文字盤仕様25882-11-421-BB4Aと対をなし、スモークグレー文字盤の先行するピンクゴールド仕様25882-52-222-BB6Bに対しては、寒色の青と暖色の金を正面から対比させた点に特徴がある。

コレクションの整理のなかで

2020年には、オニキス文字盤のインフィニティ・エディション(25882-11-631-BB6B)が加わった。2026年10月時点で公式サイトのコレクションに並ぶのは、スティールの銀・スモークグレー・青の各文字盤と、アース・トゥ・スカイ・エディション、インフィニティ・エディションであり、ピンクゴールドの本機は掲載されていない。本機は、角型という主流から外れた造形を、機構の可視化という演出で更新した貴金属の仕様として位置づけられる。


ii — Editorial

意匠分析

Visual analysis

ケースは36.10×35.25mmと、ほぼ正方形に近い角型である。縦横の双方向に湾曲し、同型ケースの厚さは11.74mmとされる。12時と6時の側にはガドルーンと呼ばれる縦の段が文字盤の両端を区切り、円錐形に細るラグへつながる。風防のサファイアクリスタルもケースの曲率に沿って上下左右に反る。直線的な角型でありながら、平面がほとんど存在しない点がこの造形の要である。防水は30mである。

文字盤は青い半透明のプレートで、日本の資料では「ポリクリスタル文字盤」と表記される。先行するスモーク調の仕様はサファイア文字盤と紹介されており、素材の呼称は資料間で揺れる。透明な面を通して、日付ディスクや月齢の円盤、地板の仕上げが背景として見える。

12時下の大型日付は、極薄の2枚のディスクで十の位と一の位を表示する同社の特許機構である。日付の数字は透明なディスクの裏側に印刷され、2枚の間がごく狭いため、数字の間に切れ目が見えない。日付は1万分の1秒で瞬時に切り替わるとされる。6時位置のスモールセコンドは中心に月齢表示を抱え、2つの表示をひとつの円に同居させる。

ムーブメントは自社製自動巻のCal.GP03300-0105で、毎時28,800振動、約46時間のパワーリザーブ、32石である。丸い機械を角型のケースに収め、サファイアの裏蓋から回転錘を見せる。ストラップはブルーのアリゲーターで、ピンクゴールドのフォールディングバックルが付く。


iii — Editorial

系譜と歴史

Lineage

本機の発表時期を示す同社の発表資料は確認できていないが、日本の専門誌グレッシブは本機を2019年のジラール・ペルゴ新作として、ピンクゴールドケース、ポリクリスタル文字盤、Cal.GP03300-0105の仕様とともに紹介している。2019年は、同社が「アース・トゥ・スカイ」をテーマに青と黒の限定版を各コレクションに展開した年でもあり、本機はその流れのなかで通常仕様として加わったとみられる。

ヴィンテージ1945の透明文字盤は、2014年11月に発表されたスモーク調サファイア文字盤のラージデイト&ムーンフェイズに始まる。本機はその系統にピンクゴールドと青の組み合わせを持ち込んだ仕様であり、生産期間中の大きな仕様変更は報告されていない。

2020年にはオニキス文字盤のインフィニティ・エディションが加わり、コレクションの構成は整理されていった。2026年10月時点の公式サイトでは、ヴィンテージ1945のページに本機は掲載されておらず、スティールケースのXXL ラージデイト&ムーンフェイズ3種と、アース・トゥ・スカイ・エディション、インフィニティ・エディションが並ぶ。本機の生産終了の時期は公表されていない。


Sources

出典

本文の執筆にあたって参照した資料。閲覧日は内容を確認した日を示す。

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